あいがも新米米職人が、感じたままを綴る農村風景ブログです。
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TPP反対なんだけど・・・
2012 03 02
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ずいぶんと歪な形になっているTPPです
。国内と国外の情報が違っていて、話し合いもテーブルに載せただの、載せてなくて立ち話だったとか、反対派の国会議員も実は出来レースで、反対している振りで、地元選出の国会議員さんの話を聞いてみると「個人的には賛成ですが・・・」といった感じで
、誰もビジョンを示さないから学生さんに話を聞いたら「よく判らないから仕方が無い
(だから賛成)」といった風潮が聞かれます
。合併の時もそうですが”仕方が無い風潮”は、緩やかな低下を招く危険があり、やがては自分に返ってきます。日本全体を覆っている霧のような閉塞感を打破するための衝撃
になるかもしれませんが、その衝撃で、国そのものが吹き飛んでしまいそうで
、その覚悟と体力はあるのでしょうか?一番当てにならないのは”この協定が経済協定という名の経済戦争
である”と認識せず、手の内を見せたり、実力が無いのに妙に交渉に自信があったりと、まともな交渉なっていないところです。これが作戦だったらたいしたもの
・・・ですが、震災で弱り、原発事故の汚水を太平洋に流したこの国が、環太平洋の協定で主導権を握れるほど世の中甘くない気がします
。そこで、農業青年で集まってTPP反対の街宣車を走らせています
。あまりに高速で駆け抜けたため地域の方から「あれは何だったの?
」と問い合わせが殺到しました
が、今一度、TPPを考えてもいい気がするのですが・・・そういえば唯一苦情を寄せた企業が外資系の某ファーストフード店からで「営業妨害」との苦情をいただきました
。
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日本酒の真髄
2012 03 08
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今年も、東城酒蔵御三家の1つ、北村酒蔵さんのアイガモ農法米を醸した純米酒の初絞りが出来ました
。別件で、蔵を訪ねたのですが、ちょうど絞りの前の無ろ過を見学する事ができました
。「覗き込むとアルコールに酔うよ」と社長に教えていただきながら、タンクを斜めに理科の時の薬品の香りをかぐ要領で手で扇いで香りを確認
、しんとした蔵の中で、清清しさの中に甘い香り
、思わず笑みが漏れます
。「よかったら持って帰る?」と、杜氏の藤井さんに勧めていただき、ありがたく頂いて帰りました
。季節限定の日本酒の真髄、中取りの無ろ過です
。お猪口に注ぐとその澄んだ色、唇に触れるとキリッとした口ざわり、そして吹きぬけるような味わいと香りの中に優しい米の甘さが襲ってきて、恍惚とした気分に
。美味である
。本当にいいものを頂いているんだなぁと、嬉しくなる味わいでした
。杜氏いわく「今年の米は歩留まりもよく、醗酵もよかった、いいお酒になったよ
」とのこと。本当にいいものが東城にあるんだなぁ、と、東城をますます好きになる味でした
。
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雪解けに春の訪れ
2012 03 16
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名残雪もすっかり融けてその下から、フキノトウが芽を出しました
。てんぷらや、フキノトウ味噌でいただきます
。寒かった冬も終わりいよいよ春の到来です
。今年の春は寒さが厳しかったのと日照が少ないので梅の開花も遅れ気味とか
・・・それでも少し天気のよい日が続くと田畑の野花が芽吹きます
。我が家でもいよいよ種籾の水かしが始まります
。稲の苗作りの始まりですが、まだハウスが出来ていません
。ハウスの完成とともに忙しい季節の始まりです
。
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比和町は消えるのか?
2012 03 20
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かつて商人が行きかった町、庄原市比和町
、こちらの町づくり講演会に講演に呼ばれ行ってきました
。比和町は、人口が合併後も減少し続け残っている多くが高齢者で限界集落も間近に迫っている地域です。そんな町で「次世代に引き継ぐ農業
」と法人化し、地域とともに農業後継者育成を進める私に白羽の矢が立ちました
。「農家の法人化、もしくはそれに類する組織の確立によって、若者を雇用しやすい環境を作れます。みんなで人を育て、皆さんの技術を次世代に伝えてほしいです
」と話し「皆さんは比和が好きですか?好きなら胸を張ってください
。生き生きと生きて、若者達に「生き生きと老いていく姿」を示してください。今の若者は、年をとることを恐れています。確かに老いは失っていくものかもしれませんが、故郷を守る思いを繋ぎ残す事ができます。どうか、私達に教えてください
」と話し皆さんも熱心に聴いてくださいました。この様子はNHK広島でも放送され、多くの方から反響がありました。比和は将来の東城の姿かもしれません
。しかし、いま人と人のパイプを整備しなければグローバル化の波に消えてしまいます
。グローバル化に対抗するにはローカル力(りょく)と考えます。人と人の繋がりで人生のクオリティーを高め人生を豊かに出来れば、”経済向上で幸せが得られる”という今の幸福論に新たな一歩が踏み出せるのではと考えます。「比和が好きだ
」と胸を張ってくださった比和の皆さんに感謝とエールを送ります。
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比和町のおもてなし
2012 03 23
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講演を終えて、比和の皆さんから御礼のおもてなしをいただきました
。役場から歩いて2分、町に繋がる橋を渡って、最初の町屋に、「蕎麦処みのり」がありました。ふと歩けば見落としそうなその風情、暖簾をくぐると、大将の丸亀さんが比和の特産のお蕎麦を手打ちしておられ、その姿を見ながら、名物”釜揚げ蕎麦”がいただけます
。ここのお蕎麦は、殻をきれいに取った白いそばでお湯に躍らせると柔らかな淡い若草色に
、箸では混ぜずに色が変わったころあいを見て箸で掬って、汁につけてずるずるっと戴くと、蕎麦の香りと甘みが伝わり目の覚めるような味が広がります
。「比和は手作りでおもてなし」との役場の人の言葉通り、箸休めには、山菜や地野菜の漬物や、おひたしが色とりどりに用意されていて里山のさちのフルコース状態
。みんなで鍋を囲みながら、比和の商人の歴史や鉄道の話、町づくりの夢を再び語り合い、嬉しい時間を過ごせました
。これが都会の人にも味わっていただけたら・・・
、山陰の蕎麦は有名ですが、比和は県境をまたいで始まる蕎麦街道の始発駅になれるのでは
、庄原の町づくりは庄原市一点にいかに人を集めるかに集中していて、人をもてなす事がおろそかになっています
。いかにお客さんをもてなせるか?故郷を好きになってもらえるか?いろいろな可能性を一杯の蕎麦に思うのでした
。
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コウタ、卒園
2012 03 29
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コウタが田森保育所を卒園しました
。このちゃんがらな息子を温かく、時に厳しくのびのび、ほのぼのと育ててくれた保育所です
。今年の卒園は二人で、二人でありながらも年長組としてみんなを引っ張ってきました。二人ともたくましく、大きくなりました
今度はいよいよ小学校、まずは早起きから挑戦です
。とはいえ、こちらの保育所、今度は千早がお世話になります
。コウタ、千早、たくましく育て
。
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